2007.11.6
今回築港ARCでは、この16mmフィルムの映写機の手配と映写技師さんを
ご紹介させていただきました。
映写機ってなかなか見つからないんですよね。
大阪・谷町9丁目にある高津宮という神社では、
さまざまなイベントが行われていまして。
今回は舞踏家の方々が集まり、
映像とパフォーマンスによるイベント・白菊舞踏祭。
この日は、この10月6.7日に行われた白菊舞踏祭の前日!ということで
今月10月に上映開始された、映画「朱霊たち」の監督岩名さんをお招きしたり、
舞踏家といえば、土方巽さん!土方巽さん出演・初主演の古い16mmフィルムの映画を上映したりと、
舞踏三昧な前夜祭が行われました。
場所は高津宮「末広の間」というお部屋。普段、お食事会やお披露目会に使いそうな歴史ある会館で、匂いはまるでおばあちゃん家。お客さんは男性が多く感じましたが、ひときわ目立ったのが外国人の女性一人。日本語があまり使えない様子だったけどどこから来たのか気になりつつも前夜祭が始まりました。
まずは今回、この土方巽さんの上映会を企画させた方からのあいさつが始まり、
次に映画「朱霊たち」を監督された舞踏家・岩名雅記さんのお話。
現在、フランス南ノルマンディに在住されているんですが、この映画もフランス南ノルマンディでセットを組み、昭和20年代の日本を再現し、撮影されたものだそうです。ここから先はお楽しみ。
そのあと、土方巽さんが出演している、差別コードに引っかかるため、映画館でもあまり上映されず、ビデオ化も見送られていた監督:石井輝男さんによる映画「恐怖奇形人間」を上映されました。1969年に完成された映画だからか、今みると演出が独特に感じられて、カルトが苦手な方も楽しめると思います。
この映画、ヴェネチア映画祭で特別上映されるなど、海外でも高く評価され、先月アメリカでDVD化が実現しています。
土方巽さんが主演はないんですが、ほぼ主演だろうと思えるほど、演技されてます。
土方さんを知ってる方も、始めて見る方も、違った一面の土方さんがみれると思います。
また、「舞踏譜の舞踏」という慶應義塾大学アートセンターの土方巽アーカイブが作られた舞踏家の実演を入れた紹介・解説DVDを上映。こちらはタンタンとした紹介・解説で、始めての方も舞踏がわかる内容になってます。
ご興味ある方はぜひ、これで舞踏をやってみましょうー。
ほかにも、土方巽さんが舞台に立っているときの映像を何本か見せていただき、なんとも濃厚なイベントでした。
土方巽さんや舞踏好きにはたまらないイベントでした。
こちら、高津宮では季節に応じて、神事だけでなく、さまざまなイベントが行われています。
神社案内もあったり、小さなカフェもあります。谷町9丁目についたら訪れてみてくださいね。
高津宮
http://www.kouzu.or.jp/
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【記事担当】<ぶん・しゃしん>
蛇谷りえ(築港ARC 企画・広報担当)
築港ARCの企画・広報担当してます、高校のときからデザイン畑で育った美術好き。
好物はコミュニケーション。みんなのわたしの生活記録係、始動中。
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