2007.11.13
今回、広報協力させていただきました、ついに。あの噂の、町で何度も見かけたあの。あの姿!
2年ぶりに行われた野点、次はいつかしら?興味ある人はコレ読んで、みんなで野点にいこう!
一見、浪速区のど真ん中でハードなパフォーマンスイベント?と思いきや、
それはそれは、自分で絵付けした茶碗でお茶を飲むのんびりとした会なのでした。
続きーー→
野点とは[春や秋の季節のいいときに、野外で自然の風物に接しながら茶を点てること(ネット調べ)]らしく、
この「野点[のだて]−焼立器飲茶美味窯付移動車」をされているきむらとしろうじんじんさん(以後じんじんさん)の独自の視点で野点を体験してきましたー。
大阪の、難波駅より少し南へいくと浪速区という町があり、そこには昔の名残がまだまだある渋い商店街や昔からそこに勤めている人たちが集まっています。その町で今回の「野点」は行われ、ドラッグクィーンに扮したじんじんさんが移動式窯をラーメン屋台かのように押し、突然のハプニングを町に起こしながらイベントは始まります。
まずはじんじんさんがすでにろくろで作ってある9種類のお茶碗の中から1つ選びます。
お支払いはお皿が無事に焼く事ができたら。ということで後払い制。お皿を焼くのは簡単じゃないのです。お茶碗の色は薄い肌色。全部思ったより軽いお茶碗。
次に早速絵付けをします。釉薬「ゆうやく」というお茶碗に付ける絵の具みたいなものを使います。ずらりと並んで、色見本もあるから初めての人も使いやすい。汚れても洗えば落ちるんですが、塗りにくいので荷物を預けます。
釉薬は、水の量によって色の出方が大きく変わります。重ね塗りもできるので、いろんな色を重ねて塗って、少し乾いたら削ったり、といろんなテクニックがあるらしく教わりながら塗っていきます。
色を塗り終えたら、今度はじんじんさんがお茶碗を焼いていきます。
800度の熱で一気に焼いて30分。お客さんが混んでいるときは1時間くらいかかることもあるので、来ているお客さんや町の人とお茶をするのもよし、町を散歩するのもよし。
焼き上がったら、今度は「いぶす」んですが、じんじんさんが800度から出たてのお茶碗をふーふーして運んでいます。
じんじんさんは男の方なんですが、とても色っぽくて見ているこっちがドキドキします。是非、近くで見てみましょう。
「いぶす」とは熱いところから急激に冷ますことで化学反応が起きて釉薬や土をしっかりさせる行程だそう。
スタッフの方たちが、ススやいぶす時に付いた汚れ・釉薬の尖りを落としてついに完成!ここまでで1時間30分ほど。
色見本を見ながら、イメージした色を塗ったつもりが思ってもいない思った以上のおもしろい仕上がりにびっくり。
完成したお茶碗でさっそくお茶をいただきます。もちろん作ってくれるのはじんじんさん。
きれいな抹茶の色で、近くにいたちびっこもそそられて飲んでました。
絵付けした後、お出かけするのも1つですが、自分のお茶碗がどんな様子になっていくのかを見守るのをおすすめします。
自分のお茶碗はもちろん、参加されているお客さんのお茶碗の柄も気になって会話が生まれ、時間があっという間に過ぎていきましたよ。
大阪では残りあと2回!「野点」やります。
1日35個限定なんで、ゆるやかな開催時間に気をつけてお早めに!
野点ブログ→http://breakerproject.net/publicart/nodate/
■野点スケジュール■
野点5 11月14日(水) 西村米店前
野点6 11月17日(土) スパワールド大階段下
<雨天の場合>
野点5 西村米店前→東田保育所(会場先変更)
野点6 スパワールド大階段下(雨天決行)
■アクセス■
・地下鉄御堂筋線[動物園前]/堺筋線[動物園前・恵美須町]
新世界へは[動物園前]1、5番出口、[恵美須町]3番出口
西成地区へは[動物園前]2、4、8、9番出口
・JR環状線・関西本線[新今宮]東出口
・南海本線・高野線[新今宮]
■開催時間■
お昼頃から日暮れまで
■参加費■
お茶碗作り・・・1個 1500円
お抹茶・・・1杯 300円
※お茶碗を作る場合の所要時間は40分以上です。
※また、1日につき35個限定なので、売り切れの場合はお許し下さい。
■お問い合わせ■
新世界ブレーカープロジェクト実行委員会
TEL:080-6172-8667(13-19時/水曜・日曜は休み)
E-mail:info@breakerproject.net
■きむらとしろうじんじん■
1967年新潟生まれ。京都市立芸術大学にて陶芸を学んだ後、京都をベースに活動を行う美術作家。1995年から陶芸窯をのせた「野点-移動式カフェ」をスタート。現在までに全国各地の路上や公園、駅前、河川敷など様々な場所で開催している。
long interview [log-osaka]
http://www.log-osaka.jp/article/index.html?aid=55
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【記事担当】<ぶん・しゃしん>
蛇谷りえ(築港ARC 企画・広報担当)
築港ARCの企画・広報担当してます、高校のときからデザイン畑で育った美術好き。
好物はコミュニケーション。みんなのわたしの生活記録係、始動中。
投稿者:JaTANi トラックバック(0)
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