5/13(火) ARCAudio!! トーク「地域に仕掛けるアートアクティビティ ~伊丹編~」2/4

nakawaki02.jpg 毎週火曜日は築港ARCにて毎月開催されるアートと社会を繋ぐトークイベント「ARCトークコンピレーション」の模様を全4回に分けてお届けします。今月のテーマはずばり「街とアート」。ゲストは伊丹で「まち」を素材に様々な芸術的「あそび」を仕掛ける伊丹市文化振興財団の中脇さん。代理店やプロモーターではなく、公共ホールのスタッフだからこそできる地域コラボレーションとは何か?社会とアートの新たな関係性を探る実験にとことん迫ります。(写真はゲストの中脇健児さん)

[【地域に仕掛けるアートアクティビティ ~伊丹編~ 2/4】]をダウンロード



詳しい説明は下の[詳細を見る]をクリックしてくださいね。

さて、下記、本日PART2の配信レジュメを是非ご参考に!

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(↓↓写真は「鳴く虫と郷町」の様子)
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どんなことをしているか? その2
鳴く虫と郷町(2006.09)

 文化財の町家や酒蔵に竹の虫カゴや壷に鈴虫など秋の虫を入れて、虫の音と愛でる江戸時代の楽しみ方を再現する企画。

ルール・フォーマットを決めて流通させるプロジェクト

●街視点
 目的:おもしろい事が好きなお店とつながりたい
 状況:伊丹には昆虫館があり、秋には、「秋の鳴く虫展」を開催している。
    伊丹には重要文化財の現存する最古の酒蔵「郷町館」がある
    オトラクで街のキーマンとはつながれた

  ●あそび視点
 まちなかで虫の音という意外性
 まちが虫でジャックされたら面白い

●提案
 虫の音を愛でる江戸時代の楽しみを、とりあえず郷町館で再現。
 1年目の段階で、商店街の役員さんらにプレゼン、鈴虫を預ける
 虫は昆虫館が用意。
 財団は壷と竹の虫カゴとエサだけ用意。
 2年目は規模を5倍にして、中心市街地の商店街へ声かけ。

 【参加の条件】
  虫カゴ代は商店街(お店)が用意。会期中の虫の世話はお店がやる。
  各商店街の取りまとめは会長さんや役員さんの力で仕切ってもらう
  (オトラクで培ったネットワークが効いてくる)

15種類1000匹、協力店舗数50以上、協力団体10団体、関連イベント6つ

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(↓↓写真は最近リニューアルした伊丹の文化ホール発の情報誌「アイテム」)
item.jpg













どんなことをしているか? その3
アイテム(2007.09)

文化振興財団の情報誌。「地域や市民ともっと近づきたい」という目的で、コンセプトは「まちとアートをつなぐ伊丹のアイテム。」

情報クラスター(連鎖、関連性で情報を伝える)プロジェクト



●街視点
 目的:おもしろいお店とつながりたい
 状況:中心市街に財団施設は6つある。
    財団職員には若手が多く、それぞれに専門スキルが高い
    中心市街地の商店街などのネットワークは熱してる

●あそび視点
 情報誌だからと言って宣伝だけでなく、まち全体をオモシロく見せれないか

●提案
 アート情報誌だからと言って宣伝だけでなく、まち全体をオモシロく見せれないか
 催しものに合せたキーワードの街ネタ
 職員や施設のスキルを活かした切り口の街ネタ

どう伝えるか、どう訴えるか、どう渡していくか

 情報伝達
 →情報クラスター(A→Aではなく、A→8→Bという連鎖、関連を重視した伝達方法)
 親近感
 →スタッフの顔出し、取材、文、写真、編集を職員自ら実施。
 まちに根をはった流通
 →ポケットサイズ、各商店街とのネットワーク

リアクション
「5000部だけではもったない」HP紹介、配布協力
「まちの情報誌が出来た」

財団の情報誌が、街の情報として認知され、地元の愛着をかきたてている。
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ゲストプロフィール:
1980年高槻生まれ、高槻育ち、高槻在住。事業企画課事業係兼伊丹市立文化会館「いたみホール」事業担当。「社会とアートの関係」をテーマに学生時より街中美術企画など実施。 勤務後も、従来のホール公演のみならず、街に飛び出したオフミュージアム、オフアートのプロジェクトを精力的に展開。地域連携、施設連携など各種コラボレーションにも取り組む。主な企画に「鳴く虫と郷町」「伊丹オトラク」「アイテム」がある。プライベートでは摂津峡プロジェクトを進める。

<<免責注>>
これらの音源は出演者ならびに参加者の了承を得て公開しています。
なお、各回の趣旨に沿って話題を展開していく上で、個人並びに組織を特定した議論を展開している部分があります。それらは、いずれも特定の個人並びに組織を誹謗中傷するためのものではないことをご了承ください。



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