2009.10.31
関西アート情報ポッドキャスト「ARCAudio!!」。毎週木曜日は関西在住の音楽家を中心にしたアーティストによるオーディオ作品コーナーを中心に配信しております。今月のオーディオ作品担当は、京都を中心にN.O.N, swimm, ラスコーといったバンドにおいて、cello, electric bass,
computer, field-recordingを担当する音楽家:中川裕貴さんが登場!ソロでは、弦楽器の生演奏、もしくはその楽器を無理やり電気増幅させる、ライブエレクトロニクスという手法を用い演奏を行っている中川さん。この番組ではどんな音色が飛び出すのでしょうか。今回はいよいよ最終回です。
[【10/29(木) ARCAudio!! 中川裕貴 オーディオ作品 vol.4「etudeB」」4/4】]をダウンロード
【今回の配信内容】
●【オーディオ作品 vol.4「etudeB」】
(以下、中川さんよりテキスト)
こんばんは。中川です。早いもので最終回ですね。
何を出すかいろいろ悩みましたが、今回は自身がリーダー(のつもり)を務めるバンド、N.O.Nからの作品を提供致します。
詳しくは文末のプロフィール及びホームページを参考にして頂きたいのですが、N.O.Nは2004年末頃に現メンバーにより結成され、エレキギター×2とチェロのトリオという少し変わった編成で現在活動しています。
活動開始から2、3年はライブも練習も関係なく「完全即興演奏」を行いましたが、ある時それが余りにも不自由であるような錯覚を起こし、「なんでもいいから何かで音を縛り上げろ」という強迫観念から曲と言うにはおこがましい???を作成しています。
今回提出させて頂きました「etudeB」というものも、そういった作曲?の過程の中で無理やり生ませたもので(その中でも一番まだ普通?)、とりあえずはそれらをまとめて「etude」と名付けています。ちなみにこの曲は現在もライブで演奏しています(アレンジは多少変わっていますが)。
また来年にはこの「etude」シリーズをまとめた初のCD作品を発表しようかと考えていますので、ライブは勿論こちらもよろしくお願い致します。
最後にはなりましたが、お誘い頂いたアサダワタルさん、そして僕の作品を一瞬でも耳にしてくださった皆さんに本当に感謝致します。
また自分の考えは「音」だけでは伝わない部分が多分にあるので(そういう意味では自分は音楽以下です)、是非またライブにも来て頂ければと思います。
ありがとうございました。
(追記)
今週の土日(10/31&11/1)には京都・烏丸五条の壱坪シアターにて私の"九時間連続演奏"が、そして来月の24日には京都・木屋町のUrBANGUILDにて、前述のN.O.Nがイベントをしますので、興味を持たれた方は是非お越し下さいませ。
中川裕貴 / yuki nakagawa
中川裕貴 / yuki nakagawaプロフィール
1986年生まれ。現在は京都府在住。N.O.N, swimm, ラスコーといったバンドにおいて、cello, electric bass,
computer, field-recordingを担当。また2007年からは劇団“烏丸ストロークロック”の音楽、音響も担当している。ソロにおいては、弦楽器の生演奏、もしくはその楽器を無理やり電気増幅させる、ライブエレクトロニクスという手法を用い演奏を行っており、“演奏”、“電気増幅”への渇望と絶望を、即興演奏・作曲作品を通じ、まずは一人で表現しようと模索中。コンサートシリーズ”o/t/c”主宰。(Photo by Hidetoshi Tani)
http://nonpage.exblog.jp/
投稿者:築港ARC トラックバック(0)
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